業務の“化石”化

以前とある学校に子供の入学手続きに行った折、
 「この受験番号の人達は14:00~14:30に来てね」
と案内に時間指定されていたので、「おおこの学校はジャストインタイム方式なのか!」と思って行ったのだが、14時に到着した私はそれから2時間教室で待たされたのち、ようやく手続きのカウンターに案内され、係の方に記入した書類一式を渡したところ、記入不備がないか数秒チェックされ、その後「これをお持ち帰りください」と学校からの書類を受け取って終了、ものの30秒の手続き。いや、手続きというよりただの受け渡しだった。

いち保護者の愚痴ではなく、実は民間企業でもよく起きる事象で、私は
「年次作業の化石化」
と呼んでいる。

日次や週次作業の場合、作業の負に気づきやすくPDCAも数日や数週間で1-2サイクル回せるので担当者がやる気があればあっという間に改善できる。

ところが年に1回の年次作業は、その非効率さに気が付きづらく、気づいても次の作業が1年後。担当も変わるしPDCAを行うだけで数年かかる。そのため置き去りになるケースがどうしても多くなる。

学校業務の改善が学校の利益にも担当者の利益にもならないという構造要因とあわせて、学校の業務を化石化させている。
 
民間企業においても非採算部門はこうした非効率を内在させ得るので注意が必要だろう。