先日小耳に挟んだところ、しばらく前に退職した私のサラリーマンの時の部下が、まだ私を師匠扱いしてくれているらしいのですが、思い返してみても私は多くの部下との実務のキャッチボールや真剣勝負をして部下が育ってきたわけです。目的は何だ、リソースはこれだ、君ならどう進める？　それはうまくいかない、基本はこうだ、ただ今回はこうした方がいい、そしてこうなる展開に備えておけ、経過報告はこのタイミングで、などなど。真剣勝負です。

成長とはなんでしょう。言われたことだけをやっているのは時間売のアルバイトです。その時間は接客してました。注文を取って料理を運びました。ということ。

その一つ上位の概念がその仕事の目的を果たすことです。注文を取って料理を運ぶのは作業であり、目的はお客様に満足してお帰りいただくこと、また来ますと言ってもらえることです。品質と精度をさらに磨きをかけることです。

さらに上の概念は、仕事の影響の輪を広げることです。自分だけのことだけではなく同僚のこと、上流下流に配慮する、組織全体をうまく回していくことです。これが出来ると昇進します。