仕事のできる部下、出来ない部下

仕事が出来る、出来ない、これは一体どう考えればいいか。半期ごとの評定で好成績の部下が仕事ができる? それも一つの真実です。私は多くの場合プロジェクト管理型(=部下には業務ミッションを与えて期日までに仕上げてもらう)で仕事を進めていますので、仕事のできる部下=任せられる部下です。

仕事のできない部下・未熟な部下とは短い打ち合わせをたくさん(=高頻度)します。なぜならば仕事の目的や仕事の手順を誤認したり忘れちゃったりする事が多いからです。日報を書かせて毎日の仕事をチェックすることになります。

中堅の部下であれば週に1回2回の打ち合わせで状況を把握して指示を出せば済みますし、プロマネを任せる部下であれば目的をしっかり理解してもらえれば1ヶ月放置してもちゃんと仕事をしてくれます。もちろん仕事内容に寄ります。

私はこれを船長に喩えます。優秀な船長は航海の目的や目的地を示して必要な資源を与えれば、期日通りに目的の港に到着します。しかし未熟な人間に任せると、出港予定の3日後に港に行ったらまだ出港していなかったり、出港しても明後日の方向に行ってしまう人が居ます。毎日方角はあってるか、燃費が悪い航路をとっていないか、期日前に間に合うか、間に合うなら燃費が一番いい速度に落とそう、そうした調整を、毎日船長の代わりに見てあげなければなりません。

逆に言えばいい船長になって仕事を自分で責任を持って完結させることができるのが優れたビジネスマンということになります。