せっかく採用した従業員がすぐやめてしまう。こういうことで悩む経営者やマネージャーは多いことでしょう。

従業員が退職する理由は様々ですが、3ヶ月や半年など、短期間に退職してしまうとすれば、その理由は家族の事情や給与条件などではなく、おそらく従業員とのエンゲージメントに問題が有ったと見るべきかもしれません。

従業員エンゲージメントとは、総論で言えば、従業員が自分の仕事に情熱を感じ、組織にコミットし、自分の裁量で仕事に打ち込む度合いのことです。エンゲージメントの高い社員は、仕事に対するやりがいだけでなく、仕事に対する熱意も持っています。従業員は会社の目標に感情移入し、組織の成功に貢献する意欲を持つと同時に、自分自身の幸福感も高めることになります。退職を予防するだけでなく、従業員のパフォーマンスを直接的に向上させることでしょう。